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『アイドルの作り方』報告レポート

7月14日に『アイドルの作り方ー秋田ご当地アイドル“pramo”の軌跡』が

行われました。

まずはなぜ、室井先生がいまアイドルを取り上げるかを簡単にレクチャー。

もともと何かに「ハマった」ことのない室井先生が、ある時期2年ほど「ももクロ」に

ハマったことから、「アイドル」というものに興味を抱くようになったそう。

地震、津波、そして電気も消え、本当に日本が真っ暗になった2011年の震災時期に

10代半ばの女の子たちがニッカポッカを着て「働こう働こう」と全身全霊で飛び跳ねる

その純粋で全力なエネルギーに心を打たれたという。

その「アイドル」というものを、しかも「地元密着」という形で展開している浅野さんと

秋田で行われた記号学会で知り合い、是非話を聞いてみたい、ということだった。

株式会社ダースエンターテイメント代表取締役・浅野克紀さん。

高校卒業後、ブラジルにサッカー留学。

そこでブラジル人のポジティブシンキングに影響を受けまくって帰国。

一時はプロサッカーチームに所属していたものの、膝の怪我でサッカーから転向。

秋田へ戻り、そこで秋田県人とブラジル人の意外な共通性を見いだし、

この秋田の魅力をどうにかして発信していきたいと一念発起。

選んだのが「地元のアイドルを作る」ということだった。

特にアイドルが好きだったわけでもないし、今でも、

アイドルを心から好きでいるというのとは別の感覚でこのプラモを展開している。

どちらかというと「秋田の魅力発信」「人間育成」という視点が大きい。

浅野社長の地元愛もハンパじゃない。

「アイドルのことはそこまで詳しくないけれど、

秋田出身の芸能人、スポーツ選手、秋田関連のものだったらすらすら出てくる」

と話した。そして、

「自分で考えられるような人間になってもらいたい」とプラモのライブ後、ダメだしも

「何がうまくいかなかったか自分たちで考えろ」と答えを自分で探し出せるように導く。

ライブ衣装も自分たちで見つけて、自分たちで買う。

「アイドルを作る」といっても、やはり作り手にはそれぞれにコンセプト、

目指すべく方向性というものがあるのだ。

浅野さんの話し振りはとても爽やかで、秋田とブラジルの抜けるような青空を

感じさせてくれるようだった。

8月9日には、「ガイア演劇プロジェクト」で秋田の広大な空のもと

横国パフォーマンスチーム「ザ・クロナイン」と唐ゼミが野外演劇を行う。

また、お会いできると思うと心がサッカーボールのように弾んだ。

浅野さんありがとうございました。

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