

科研費研究集会 ゲームの美学
ゲーム的リアリズム2.0
──バーチャルリアリティからポストリアリティへ
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仮想現実(VR)と拡張現実(AR)を経て、複合現実(MR)のフェイズに至り、いまやゲームは〈現実(リアリティ)〉に限りなく迫り、さらにはそれを凌駕しようとさえしている。もちろん現実を超えることは、ゲームだけに許された特権ではない。文学や絵画、映画といった芸アート術は、それぞれの手法で現実を捉え直し、それを作り変えてきた。また、現実そのものと置換可能な人工環境を作ることが、技術の夢であり最大の課題でもあった。
だが、そうした、現実を超えるための想像力を育む芸術と、人間の知覚や身体能力を拡張・改変し、現実をいっそう制御可能とする技術が交わるところに位置するのが、今日のゲームだ。そしてそれこそが、ゲームを他の芸術(アート)や娯楽(エンターテイメント)から区別する最大の点だろう。ならばゲームはどのような仕方でどのような現実を表現し、提示しているのか。また反対に、われわれはゲームの中にいかなる現実を欲望し、体験しているのか。この問いを問わずしては、次世代の文化も社会も構想できないだろう。
いわゆる「ゲーム的リアリズム」は、今日そのような問いとして再定義され、再提起されなければならない。ゲームだけが可能にするようなリアリズムがあるとしたら、どのようなものなのか。世界でも屈指のクリエイターや開発者、研究者と共にそれを考えてみたい。
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2017年2月11日㊏13時−18時 (12時30分開場)
ヨコハマプラザホテル5F 芙蓉の間
◼︎プログラム
問題提起(13:00~13:15) 室井尚(横浜国立大学)
第一部(13:15~15:00)
「ゲームだけにできること」って何だろう?──小島秀夫と考えるゲームの可能性
発表者:入江哲朗(東京大学)
マーティン・ロート(ライプツィヒ大学)
コメンテーター:小島秀夫(コジマプロダクション)
コーディネーター:吉田寛(立命館大学)
第二部(15:30~18:00)
<現実(リアリティ)>のゆくえ──仮想現実、拡張現実、複合現実、そしてその先へ
発表者:小島秀夫
簗瀬洋平(ユニティ・テクノロジーズジャパン)
井上明人(立命館大学)
コーディネーター:佐藤守弘(京都精華大学)
◼︎研究グループ
科学研究費基盤研究(A)ポップカルチャー・ワールド概念を用いたポップカルチャー美学の構築に関わる基盤研究
室井 尚(研究代表者/横浜国立大学教授) 吉岡 洋(研究分担者/京都大学教授)
佐藤守弘(研究分担者/京都精華大学教授) 吉田 寛(研究分担者/立命館大学教授)
秋庭史典(研究分担者/名古屋大学准教授)
◼︎アクセス
http://www.yokohamaplazahotel.co.jp/access.html
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入場無料、要予約 先着順(定員になり次第締め切ります。ご了承ください。)
E-mail : ylabo208@gmail.com
平日13〜17時(土日祝休み)
◎横浜国立大・人間文化課程の皆様
ラボにも要予約(名前(ふりがな)、学籍番号、電話番号、文化リテラシーの明記)
出席・レポート・・・文化リテラシー基礎論の読替を希望する者は、授業支援システムを利用してレポートを提出すること。終了1週間後締め切り、2000字。
◎他学部、学外の皆様
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