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2016年度 特別セミナー科目

文系学部解体ー大学の未来       

 

担当:室井尚 

会場:横浜国立大学図書館メディアホール/横浜都市文化ラボ 他

 

 横浜国立大学では、29年度から文理融合の新学部【都市科学部】が設置されることになっています。そのうち、人間文化課程の教員の多数が配属される【都市社会共生学科】の日本人学生定員は60名であり、これまでの150名から大幅に縮小されることが決定済みです。 こうした国・文科省の「文系縮小」の政策に対して異議を唱えた室井尚著『文系学部解体』(角川新書)は、大きな話題を呼び四刷(15000部)まで増刷されました。本特別セミナーは、この話題をめぐって多彩なゲストを迎えて特別講演会を行うものです。受講者はあらかじめ登録し、予定されているゲスト講演会5回全てに出席すると共に課題レポートを提出することで2単位が与えられます。講演会は2ヶ月に一回程度とし、そのすべてに出席が必要です。単位は秋学期終了時に確定します。詳細決定次第情報を公開していきます。​

<第5回最終回ゲスト講演会>

文部科学省との正しい付き合い方

                      ―こじれた関係を修復するために

 

2017年1月31日(火) 17:00〜

場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール

全五回の連続討議の最終回は、91年の大学設置基準の大綱化以来半世紀にわたって続いてきた文部科学省による「大学改革」の中で文部科学省に長く勤められ、また大阪外国語大学、政策研究大学院大学、横浜国立大学などの事務局長を歴任し、大学の内情にも詳しい名古屋大学事務局長・竹下典行氏に来て頂き、大学と文科省とのそれぞれの「事情」について語って頂きます。

 また、朝日新聞社の『大学ランキング』を長年にわたって担当されてきたジャーナリストの小林哲夫さんにもこの問題について歴史的な経緯を話してもらい、不幸なすれ違いが続いてきた大学と文科省とのあるべき関係を探っていきます。

 

横浜都市文化ラボ代表・室井尚

竹下典行氏(前名古屋大学事務局長/元横浜国立大学事務局長)

小林哲夫氏(教育ジャーナリスト/朝日新聞『大学ランキング』編集者)

<評価>

出席・レポート ※授業登録者は講演終了1週間後に2000字のレポートをメールで提出すること。※文化リテラシー基礎論の読替を希望する者は、授業支援システムを利用してレポートを提出すること。

過去の講演会

<第1回ゲスト講演会>

 

 

6月16日(木) 17:00〜

内田 樹氏(評論家/『日本の反知性主義』編者)

場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール

​終了しました

内田 樹(うちだ たつる)

1950年東京生まれ。神戸女学院大学名誉教授。武道家、多田塾甲南合気会師範。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」主宰。

<第2回ゲスト講演会>

​終了しました

 

 

7月11日(月) 17:00〜

吉見 俊哉氏(東京大学教授/『文系学部廃止の衝撃』著者)

場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール

 

 

7月11日(月) 17:00〜

吉見 俊哉氏(東京大学教授/『文系学部廃止の衝撃』著者)

場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール

吉見 俊哉(よしみ しゅんや)

1957年東京生まれ。東京大学大学院情報学環教授。人々の集まりの場におけるドラマの形成を考えるところから出発し、近代化のなかでのポピュラー文化と日常生活、そこで作動する権力について考察してきた。主たる専攻は社会学、都市論、メディア論、文化研究だが、演劇論的なアプローチを基礎に、日本におけるカルチュラル・スタディーズの中心的な存在として先駆的な役割を果たしている。

<第3回ゲスト講演会>

「なぜ誰も声を上げないのか/なぜ伝わらないのか?

― 福岡教育大学問題から考える」

 

 

10月21日(金) 17:00〜

場所:横浜国立大学 教育8号館 103教室

​終了しました

第3回目は、福岡教育大学准教授・ハヤシザキカズヒコ氏と東京大学情報学環M1(人間文化課程OB)・三浦翔氏をお迎えします。全国でもいち早く学長の意向投票制を廃止した福岡教育大学では、学長サイドと一般教員との対立がどんどん深まっています。平成27年に施行された学校教育法及び国立大学法人法の改正によって、学長のガバナンスの強化、学部長等選挙の廃止などを求められる本学にとってもけっして他人事ではありません。

 

いつから大学は自由な言論の場ではなくなってしまったのでしょうか?

 

おかしいと思うことに誰も声を上げられない不気味さと、いくら声を上げても黙殺され、押し流されてしまう息苦しさをどうしたら打ち破れるのか。教職員と学生が一緒の場所で語り合ってみませんか?

ハヤシザキカズヒコ氏(福岡教育大学准教授)

ハヤシザキカズヒコ

​福岡教育大学教育学部学校教育講座准教授。専門は人権教育・多文化教育。2015年7月に授業でデモの映像を流しながら「安倍はやめろ」などのコールを学生にさせたということで大学から停職処分を受け、ネットを中心として一躍話題に。

三浦翔氏(東京大学情報学環M1・人間文化課程OB/PFF入選作監督)

三浦翔(みうらしょう)

1993年兵庫県生まれ。東京大学大学院情報学環M1。横浜国立大学教育人間学部人間文化課程OB。監督作品「人間のために」が第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選。2016年1月にみなとみらいで約60名の参加者を集めた「人文社会系学部の縮小に抗議する集団行進」主催者の一人でもあり、同作にもデモを学生に見せて大学を解雇された先生や、授業をボイコットする学生が登場する。

<第4回ゲスト講演会>

「大学はこのままでいいのか?―自由と多様性を求めて

 

 

11月22日(火) 17:00〜

場所:横浜国立大学 図書館 メディアホール

若手教員、職員、そして在学生の皆様へ

 

連続討議「文系学部解体―大学の未来」も、第一回内田樹さん、第二回吉見俊哉さん、第三回ハヤシザキカズヒコさん、三浦翔さんと多彩なゲストをお迎えしてきましたが、いよいよ佳境に入ってまいりました。次回は、いまの大学について、これからの大学について、思っていてもなかなか口に出すことのできなかった思いを語り合う回として開催します。

ゲストには『いま、大学で何が起こっているのか』(ひつじ書房)の著者、名古屋大学准教授・日比嘉高さん、SNSなどで活発に発言されている大阪市立大学准教授・増田聡さんをお迎えします。

 

皆さん、何か言いたいことはありませんか? もうすっかりあきらめちゃってはいませんか?

 

大学は自由な知識と言論の場であるはずです。我々があきらめれば、もう日本社会には何の希望もなくなってしまいます。

インターネット?、マスメディア? いやいや、そんな場所にはまだまだ自由な言論の場所はありません。

自由と多様性の場としての大学を取り戻すためにも教職員と学生が同じ場所を共有して議論してみませんか? 

ご来場をお待ちしております。

 

横浜都市文化ラボ代表・室井尚

日比嘉高氏(名古屋大学准教授)

日比嘉高(ひび よしたか)

​名古屋大学大学院文学研究科准教授。専門は近現代日本文学・文化研究。関係イベントの紹介の他、文学、出版文化、移民文化、大学論など。昨年、『いま、大学で何が起こっているのか』(ひつじ書房)を出版し、話題を呼ぶ。

増田聡氏(大阪市立大学准教授)

増田聡(ますだ さとし)

大阪市立大学文学研究科准教授。

美学者。専門は音楽美学、ポピュラー音楽研究、メディア論。

主な著書に『その音楽の〈作者〉とは誰か――リミックス・産業・著作権』『聴衆をつくる――音楽批評の解体文法』などがある。

​終了しました

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