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科研費助成研究(基盤研究(A))
「脱マスメディア時代のポップカルチャー美学に関する基盤研究」
第二回オープン研究会
メディア変容と
新型コロナウィルス
Part 2
大学生、院生、若手研究者、社会人、メディアに関心をお持ちのすべての方へ
私達は歴史的な事件に現在直面しています。その中で、急速な世界のグローバル化によるパンデミックをめぐる政治的・社会的な問題、そしてインターネットの高速化と普及を前提にした「テレワーク」や「オンライン会議」のほとんど強迫的な要請による拡大などは私達の研究会にとっても避けては通れない大きな問題を突きつけています。そこで第二回は第一回に引き続き、現在進行中のメディアの激震について研究会メンバーに一般の方々も交えて議論をしたいと考えています。奮ってご参加下さい。(室井)
※今回の発表者の一人である佐藤守弘はオンラインでの発表となります。なお、今回一般の参加者の方のオンライン参加は受け付けておりません。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
2020年7月25日(土)14:00−17:00 (13時30分開場)
日本丸研修センター 第三会議室
(住所:横浜市西区みなとみらい2-1-1)
発表者:
佐藤守弘(同志社大学)
「鏡・セルフィ・テレビ電話——ヴィデオ会議のなかの〈私〉」
コロナ状況において、オフィスや大学は閉じられ、リモートワークや遠隔授業などが日常の風景になっています。この研究発表では、リモートによる会議や授業の経験を踏まえ、視覚文化論の視点からそれが現在のメディア環境に与える意味を歴史的に振り返っていきたいと思います。
吉岡洋(京都大学)
「メディアにとってウィルスとは何か?」
コロナの状況を単に感染症という面のみから見るのではなく、マスメディアやネットの変容と一体となった社会現象として捉え、そのことが持つ哲学的・思想的な意味について考察します。コロナとはある意味で、過去約30年に及ぶネット文化を依然として支配していたマスメディア的論理が、ついには崩壊してゆく兆候として理解できるのではないか、という問題提起をします。
科研費助成研究(基盤研究(A))「脱マスメディア時代のポップカルチャー美学に関する基盤研究」
■研究代表者
室井 尚(横浜国立大学)
■研究分担者
吉岡 洋(京都大学・こころの未来研究センター)、佐藤 守弘(同志社大学)、吉田 寛(東京大学)、
秋庭 史典(名古屋大学)、ファビアン・カルパントラ(横浜国立大学)
■研究の概要
本研究は、これまで主として社会学、文学研究、歴史学などによって担われてきた現代のポップカルチャー研究を美学・芸術学を基盤とした視点から捉えていこうとするものである。近年、マンガ、アニメ、TVゲーム、ファッション、ポピュラー音楽などのいわゆるポップカルチャー に対する関心が集まっている。だが、それらの文化領域を包括的に捉える理論的な視点や、それぞれの表現ジャンルとしての独自性を抽出し、共通する性質を取り上げようとする美学的・芸術学的な取り組みはこれまでほとんどなされてこなかった。本基盤研究は、ポップカルチャーを20世紀から21世紀にかけての最も突出した「文化事象」として捉え、「商品」という装いの下に隠されているポップカルチャーの文化的潜勢力に対して基盤メディアの変容(「脱マスメディア」)という視点から光を当てようとするものである
◼︎アクセス:
横浜市西区みなとみらい2-1-1 日本丸訓練センター 第三会議室
https://www.nippon-maru.or.jp/access/
◼︎最寄り駅:
JR根岸線 市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩5分
みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅下車 徒歩5分
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入場無料、要予約 先着順(定員(20名)になり次第締め切ります。ご了承ください。)
予約/お問合わせ
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科研費助成研究(基盤研究(A))
「脱マスメディア時代のポップカルチャー美学に関する基盤研究」