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すがやみつる先生と同人誌という「モノ」を考える

  • 執筆者の写真: y-labo
    y-labo
  • 2016年9月6日
  • 読了時間: 2分

昨日から!京都精華大学の大学院生が朝にヨコハマに到着し、

京都精華大学との共同集中講義がはじまりました!

1日目は漫画家のすがやみつる先生です。

「マンガ同人誌というメディア」というテーマで

すがや先生ご自身の経歴から、

同人誌とマンガ同人誌の歴史、さらには同人誌市場の実態まで

お話ししていただきました!

すがや先生は12歳のときに漫画家を志し、

高校を卒業してからすぐにアシスタントになり、

その後は「毎年年収を2倍にしていくんだ!」であるとか、

「28歳でマイホームを手に入れるんだ!」など目標を設定して

毎日毎日お忙しい日々を送られ、

ときには72時間ぶっつづけで書き続けてきたこともあるそう。

そんなすがや先生が10代の頃に描かれたマンガの原稿に

一同大興奮!

すがや先生がマンガ家を志していたころは、

毎日一枚の紙の裏表いっぱいに

線の描きかたを練習していたそうです。

当時の手作りの同人誌を手にとって拝見しましたが、

糊がパリパリした紙の表面、ホワイトで修正された痕、塗られた黒の面の質感、線の個性、

ひしひし、ひしひしと重厚な「モノ」感が伝わってきました!

右側前の笑顔の方がすがや先生だそう!

一方で現在主流なのが、パソコン上でマンガを描くということ。

そうすると、みんな同じような線を同じように描けるそうですが、

それだとやっぱり、ちょっぴりもの寂しいですよね。

また、タブレットでもマンガは読めますが、

肉筆に圧倒されたりする感情や

すがや先生もおっしゃっていましたが「モノ」として何かを所有するという、

これらのフェティシズム的な喜びを人間が知っている限り、

印刷されたマンガやマンガ同人誌は残り続けるんだろうなとおもいました!

(ちなみに今回の会場は本棚に本がずらっと並んだお部屋で初日から大好評でございました。)

最終日にはマンガ専攻・芸術専攻の京都精華大学大学院生計12名のプレゼンテーションもありますが、1週間ヨコハマをぜひぜひ楽しんでくださいねー。

 
 
 
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