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学部生のみなさんもぜひ!劇団唐ゼミ『腰巻お仙 振袖火事の巻』は7日(金)から上演開始!
- y-labo
- 2016年10月6日
- 読了時間: 2分
こんにちは!
というわけで、タイトルの通り劇団唐ゼミの第26回公演が7日(金)から始まります。
いつもラボを支えてくれている禿さんの勇士をぜひご覧ください〜。

今回の『腰巻お仙 振袖火事の巻』は、1969年に唐十郎が機動隊300人に囲まれ、観客100人を人質に完遂した(どういうことなの…)という伝説の演劇。
あらすじを見る限りでは、なにやらドメスティックな恋愛劇な予感ですが……。
といっても僕も『腰巻お仙 振袖火事の巻』は未見なので、何も宣伝できることがない!そこで、学内稽古を観劇したラボスタッフA(学会前でなんか大変なことになってる)に感想を尋ねたところ、「なんかものすごくて、置いていかれる感覚」とのこと。

めちゃ忙しいときに僕が感想を尋ねたせいでいい加減な返答をされた気がしないでもないけど、多分そんなことはありません。
僕も、数年前に『木馬の鼻』を観たときに同じような感想を抱いたからです。
とにかくハイテンションで、めまぐるしく突っ走る感じ。だから演劇に全く縁がなかった僕でも楽しく飽きずに観ることができるんだけど、激しすぎて台詞や感情の細部まで拾いきれないこともありました。
だから観ていてもどかしい気持ちになるんだけど、逆にそれが心地よくなるんですね。
思えば、普段僕らが観ているマンガや録画したアニメ、ドラマはよく分からない箇所があれば見直すこともできるし、ネットで検索することだってできちゃいます。
だけど、一度観たら最後までつきあうしかないのが演劇です。特に演劇は一回一回の公演ごとに細部が変わるリアルタイムなエンターテイメント。だから、細かいところが分からない、置いていかれることも含めての楽しさなのかな、と思いました。

「置いてけぼり」の素材まである「いらすとや」さん、優秀すぎる…
今回の『腰巻お仙 振袖火事の巻』も、劇中歌の一つ一つに意味や文脈が込められているそうですが、たぶんほとんどは分からないはず。けど、どうやらそれでも全然問題ないんです。
うちの学生には映画やマンガのことを深く知っている人も多いけど、だからこそ話をなかなか理解できない「置いてけぼりにされる」楽しさを味わってみると面白いかも!
というわけで、新学期に疲れた人、いつもとちょっと違ったエンタメを体験したい人はぜひ、『腰巻お仙 振袖火事の巻』をお願いします〜!