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ファッションについて

「都市とポピュラー文化」4日目にいらっしゃる小北光浩先生の予習ということで、本日はファッションについて。

ファッションとは、「自分が何に属し、何を考え、何を発信しているのか」を表現しているものです。

(2012年服育ラボ定期セミナー 小北先生活動レポートより)

小北先生がおっしゃるとおり、確かにファッションは「自分が何に属しているか」を強く意識した結果の出来上がりなような気がします。

私がはじめて自分の衣服に気を使ったのは、小学生の時。

センスのよい素敵な服をきている美人な子がいて、その子と似たようなものを着たくてイトーヨーカドーの中を探し歩いて、やっとみつけた鴨のイラストのパーカーと赤いベルベット生地のようなスカート。個人的には大満足した記憶があるのですが、アルバムを見るとその服には決して似合わない野球帽のようなキャップをかぶっていました。私の限界です。

でも、これは「何に属しているかの表明」ではなかったので、単に美人な子の真似っこをしたいという欲望だけだったのかもしれません。

中学生になると、姉の影響からか家においてあるファッション雑誌によって、ファッションブランドというものに興味が湧いてきます。そうすると、「何に属しているかの表明」がはじまってきました。そう「他人にどう見られたいか」がとっても重要になってくるのです。

高校はヴィヴィアン、ギャルソン、ワイズで背伸びをし(しかし高いので全て小物持ち)大学はアウトドアブランドと表明が続き、歳を重ね、次第にファーストリテイリング的なものに移行、最終的にはイオンで体をしめつけないゆったりウエアにいきつくことでしょう。(あれ!ファッションは?!)

「人の人生や生活を彩っていくものがファッションだと思います。」

(京都精華大学HP 小北先生教員紹介ページより)

そう、その通りです。

ぶっちゃけ、今着ている服の半分以上はお洋服が大好きな方々からいただいたお下がり。己がファッションからはかなり遠い位置にいることは確かでしょう。

隣の誰かと自分を差別化したり、社会に反抗してみたり、自分の趣味志向をそれとなく匂わせたりするファッションというもの。

小北先生の講義で、新鮮なファッションの切り口を体験し、

ワクワクするようなファッションとの再会を果たしてみたいと思う、

今日この頃でございます。

(小北先生、お待ちしております。)

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